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映画「ライフ・イズ・クライミング」の上映会の手話通訳

2024年1月14日(日)。
映画「ライフ・イズ・クライミング」の上映会があり、テンダー日本語教室に熱心に通ってくださる聴覚障がいのご夫婦と一緒に鑑賞し、上映後のトークショーでは手話通訳を担当しました。

この物語は、28歳で網膜色素変性症となり、その後、全盲となったクライマーの小林幸一郎さんと、相棒で日本人初のアメリカ山岳ガイド協会公認のロッククライミングインストラクターの鈴木直也さんのドキュメンタリーです。

最初は視覚障がい者のボルダリングのチャンピオンさん、という認識でしたが、ロッククライマーとして、アメリカの切り立った赤い砂岩をドンドン登っていらっしゃる映像を見て、手に汗握りました。

また、全盲のクライマーとして世界7大陸の最高峰を制覇した、アメリカ人のエリック・ヴァイエンマイヤーさんも、お二人の共通の友人として出演されていました。

特に心に残ったのは14歳で全盲のとなったエリックさんの言葉でした。
「全盲になったあと、友人が手を引いて学校のカフェテリアに連れて行ってくれた。そこで自分だけテーブルに取り残され、友人たちが他のテーブルで楽しそうに笑う声が聞こえてきた。
その時、【F・O・M・O】の気持ちだった」

【F・O・M・O】とは、
“Fears Of Moving Out “
つまり【取り残される怖さ】とのことでした。

【孤独】はきっと、【人間にとって最も辛い感情】だと思います。
聴覚障がいの方々もきっと、みんなが楽しそうに音声で会話している中に入れず【F・O・M・O】の気持ちを味わっていらっしゃることと思います。

私、手話を学習している方が、必ずしも全員手話通訳者・手話通訳士にならなくてもいいのではないと思います。

通訳にはならなかったとしても、聴覚障がい者の方々の
【F・O・M・O】つまり【取り残される怖さ】を解消する役割は十分担えるはずだと思いました。

舞台の上で、視覚障がい者の小林幸一郎さん、相棒の鈴木直也さん、そして中原監督のトークショーの手話通訳をしながら、
「視覚障がい者のドキュメンタリーを聴覚障がい者の方がご覧になって、それを聴者の私が通訳をして繋いでいる。
なんて素敵なことでしょう。
みんな違って、みんないい‼️」
と感動しました。

トークショー終了後、鈴木直也さん、小林幸一郎さん、中原監督、そしてテンダー日本語教室のろうのご夫婦と私の6名で写真撮影をしました❣️

【みんな違って、みんないい】
これは理想の姿だなって思って、心がホカホカになりました。

また、上映後は、5年前に私が地元の手話講習会で講師をしていた時に担当していたクラスの生徒さんとも再会できて、思わずハグしちゃいました

この映画の上映会に誘ってくださったテンダー手話教室の生徒さん、どうもありがとうございました

この映画で、すごく大切なことを教えていただいた気がします✨

私自身が、人に優しさを注げる人になれますように。

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早稲田大学エクステンションセンター「手話」1月13日(土)開講です‼️

2022年秋学期から講師を務めさせていただいている
【早稲田大学エクステンションセンター 中野校】
「手話〜日本語対応手話と日本手話を学ぶ」

冬学期が1月13日(土)から始まります。
誰がなんと言おうと
「人間に上下がないと同じく、言語にも上下がない」
という信念を貫いて講義をさせていただいています。

かつて地元の手話講習会で10年間講師をしていた時。
講習会の講師会議で
「手話は言語なので、講習会ではキチンと文法を指導したいです。私の担当しているクラスでは、日本語と日本語対応手話と日本手話を比較して理論的に説明しています」
と発言したら、大バッシングを受けました。
12人の講師のうち、11対1で完全なアウェイで孤立無援でした。

なので、もう二度と地元の手話講習会では講師をしないと心に決めました。

でも早稲田大学エクステンションセンターさんは、本当にありがたくてz✨✨✨
初めて打ち合わせに伺った2022年の春。
「ここは大学ですので、体系的に講義をしてください」
そう言っていただき、キャーと叫びたくなるほど嬉しかったです❣️

申し込み締め切りは【1月12日(金)】です。
仕事が忙しくてご案内が遅れました💦🙏

ご興味のある方はぜひ‼️

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IWGP世界ヘビー級タイトルマッチ

新日本プロレス 1.4 東京ドーム
メインイベントは私が2020年から応援しているロスインゴベルナブレスデハポンの内藤哲也選手が、もとロスインゴベルナブレスデハポンの盟友だったSANADA選手に挑戦し、IWGP世界ヘビーのベルトをかけてのタイトルマッチでした。

さまざまな困難を乗り越えて、人生で3度しかできない上斜筋麻痺の目の手術を、本当は引退後に取っておきたかったのに、昨年11月に手術を受けて、全てを賭けて臨んだ内藤選手。

順風満帆じゃなかったからこそ夢を叶えてほしい内藤選手を応援するために、タイトルマッチまでに仕事を全て終えました。

結果は…
ヤッター‼️タイトルを取ることができました✨👏✨👏✨👏
これで4年前に、試合に勝ったにも関わらずKENTA選手によってできなくなってしまった『デ・ハ・ポン‼️』の大合唱ができると思った矢先、元ロスインゴのEvil選手とディック東郷選手に襲われてしまいました。

「4年ぶりに夢が叶うはずだったのに💦💦またできないの⁇」
そう思った瞬間、タイトルを奪われたばかりのSANADA選手がやってきて、Evil選手とディック東郷選手をやっつけて、内藤選手を守ってくれました❣️❣️❣️

去って行くSANADA選手に内藤選手が
「グラシアス、SANADA」とお礼を言い、
普段は感情を出さないSANADA選手が泣きました。

それ見て、私も大号泣しました💧💧💧
私があまりに騒ぐので、半月前から家族の一員になった保護ネコのパレハは私の膝の上からどこかに逃げて行ってしまいましたし。
逆にテレビの後ろに隠れていた片耳ネコのピュアは、ビックリして顔を出しました。

内藤哲也選手、本当におめでとうございます🎊🎊🎊🎊🎊
そして、タイトルを奪われたのに内藤選手を守ってくれたSANADA選手、どうもありがとうございます🙏🙏🙏🙏🙏

私もこれから「もし叶わなかったらカッコ悪い」なんて思わずに、自分の夢や希望はキチンと口にしようと思います。

内藤選手が夢を叶えたから、お友だちもきっと見つかるはず。

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