page top

中道改革連合 野田共同代表の手話通訳

昨日2026年1月31日(土)。西武線小手指駅北口で、
中道改革連合の野田共同代表の手話通訳をしました。

通訳の依頼は13:30〜14:00ということでした。
野田さんは元首相でありながら
現在でも地元の千葉県のいろいろな駅に立って
自らビラ配りをされているので、
今回も13:30に到着されたら、
・まずビラ配り
・候補者 いちき伴子さんの演説
・野田共同代表の演説
という予定でした。

始まる前に選対本部の方から
「野田さんの到着が遅れるようだ。渋滞に巻き込まれたらしい」
という話がありました。
私は「到着が遅れると、次に早稲田大学エクステンションセンターで
手話の講義の仕事があるのにどうしよう」と思っていました。

でも無事に定刻通りいらしたのでホッとしました。

そしてビラ配り後、すぐに野田さんの演説が始まりました。
演説の中で「今日の昼ご飯はCoCo壱でカレーを食べたのですが、
いっぱい洋服にこぼしてしまい、
途中「AOKI」でワイシャツとネクタイを買って
着替えてから来たので遅れると思いましたが
定刻に到着することができました」と正直におっしゃったので
それも通訳しました。とても庶民的で嬉しくなりました。

生活が苦しい方のことや、食費が上がっても手取りが上がっていないこと、
お腹いっぱい食べられない子どもたちなどについての話もあり、
13:48ごろでしょうか。野田共同代表の演説が終わりました。

演説が終わって野田共同代表が手話通訳の私に
「ありがとうございました」とおっしゃって帰られるところ、
私が「私もプロレスファンなんです」って言ったら、
「ホント!?」と言って戻っていらして、
相好を崩して両手で握手してくださいました。

その笑顔は、重積を担う政治家というより、
一人のプロレスファンに戻られたようでした。

今回の街頭演説の手話通訳も私の親しいろうのご夫婦や
テンダー手話教室の生徒さんがわざわざいらしてくださって嬉しかったです。

そしてもう一つ嬉しかったのは、今回の街頭演説のお仕事で
手話通訳としてキチンと契約書を交わしてくださったことです。

「手話は言語」とはいうものの、
いつまでたっても言語というよりも福祉の側面が強くて、
「手話通訳はボランティアでしょ?」という考えの方もいます。

今回、中道改革連合さんが【手話通訳を言語通訳の専門職】として
考えてくださったことは、とてもありがたいことでした。

手話通訳を認めてくださるということは、
その先にいる聴覚障がい者さんたちのことも考えてくださる
ということだからです。

前日から当日の朝まで
新聞に載っている野田さんの記事を手話に訳す準備をして、
それは大変でしたが、とっても楽しい通訳でした。
依頼していただき、どうもありがとうございました。

iPadから送信

SNSでシェア

Posted in 日記 | 2 Comments »

“中道改革連合 野田共同代表の手話通訳” への2件のフィードバック

  1. kana より:

    ろう者です。
    これまで手話、または手話通訳について福祉やボランティアというイメージが付きまとう中で、言語通訳の専門として扱っていただけたのは喜ばしいことだと思います。
    しかし内容を拝読したところ、ブログには
    ・依頼者
    ・時間帯
    ・場所
    ・通訳時に知り得た情報や会話
    など具体的に記載されていますが、【手話通訳経験談】も含めこれらを不特定多数が見れる場で発信することは、通訳理念における守秘義務を遵守していると言えるのでしょうか?
    依頼者や身近な人がこのブログを見れば、誰のことなのか分かってしまう可能性があることを考えると私はとても思えませんでした。
    守秘義務についてどのようにお考えなのでしょうか?

    • 鈴木隆子 より:

      コメントありがとうございます。
      いろいろ場面で手話通訳をする際、
      たとえば病院で対象者である聴覚障がい者の病状を知ったり、
      保険会社の契約で対象者の経済状況を知ったり、
      学校の手話通訳で対象者のお子さんの成績を知ってしまうことがよくありますが、
      それらは全て決して口外せず守秘義務をまっとうするのは当たり前です。

      しかし選挙の街頭演説の場合、演説内容は広く一般市民に知ってもらうための公なものです。
      個人情報に関するものではありません。

      また今回に限らず選挙の街頭演説では手話通訳をつけない政党がほとんどです。
      私の手話教室の生徒さんが、中野駅で行われたある小政党の街頭演説に手話通訳がついていないことに疑問を感じ、「手話通訳をつけないのですか?」と尋ねたら、選挙事務所の人に「手話通訳って何ですか?」と言われたそうです。
      手話通訳の必要性を理解していない政党が大部分というのが実情です。

      そんな現状の中、政党の中にはキチンと聴覚障がい者の情報保障を考えているところがあるということを、広く周知する必要があると考えてアップしました。

      また、数人の聴覚障がい者さんから質問をいただき、「街頭演説に手話通訳をつけてもらうにはどうしたら良いか」「どういうルートで街頭演説に手話通訳をつけることができるのか教えてほしい」というご相談がありました。

      それらのご質問にお答えし、【街頭演説の手話通訳】を考えていただくきっかけとなればと思っています。

      また私は今回の手話通訳に関して、全てを記載しているわけではありません。
      内密にしていることもいっぱいあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA