4人分の納骨式

手話通訳.com / ブログ: 4人分の納骨式 - 手話通訳.com 鈴木隆子のブログ

2014年5月2日 21:48

4月29日に、青山霊園で、無事に4人分の納骨式が終わりました。

2年前の4月28日に急逝した母だけではなく、4人同時に納骨したので、霊園の管理事務所の方も驚いていらっしゃいました。

祖母(母の母)は2004年に亡くなったのですが、母が寂しくて納骨できませんでした。

お世話になっている牧師の先生にご相談したところ、仏教のように、亡くなって何日で納骨しなければいけないと決まってないので、母の気持ちが落ち着いてからでいいと言っていただきました。

2007年には、伯母(母の姉)が亡くなりました。伯母の夫は愛人を作り、40年間も愛人と生活をしていて、伯母は一人で亡くなって発見されました。伯母の夫は葬儀にも来ませんでした。母は伯母を不憫に思って、遺骨をうちに引き取りました。

「そろそろ二人を納骨してあげなきゃね」
母がそう言っていた矢先に、母自身が亡くなってしまい、今度は私が寂しくて、すぐに納骨できなくなってしまいました(;_;)

また、母の母（祖母)の家は、私のひいひいおばあさんの代からクリスチャンなのですが、母の父(祖父)の方は仏教で、古くからあるお寺のお墓に入っています。母は生前、「親子だから、お父さんを分骨して、一緒に青山霊園に入りたい」と言っていたので、母の遺志を尊重することにしました。

母も伯母も結婚して、とても苦労しました。家の中では、常に問題を抱えていました。
私は幼い頃から、茶の間で祖母と伯母と母が、「これからどうやっていけば良いか」について真剣に話し合っている姿を、何度も見て育ちました。

いつしか私の心には、
「みんなを守りたい」
「みんなを幸せにしてあげたい」
という強い気持ちが芽生えてきました。

ある時など、伯父の愛人があんまりエラそうなので腹が立って、私は伯父の愛人と電話でケンカしたこともありましたっけ(^_^;)

ともかく、
「みんなが幸せだったときの、４人家族に戻してあげたい！」
それが私にできる、最後の親孝行だと思っていました。

ですから、祖父・祖母・伯母・母を一緒に納骨してあげられた日は本当にホッとしました。

優しい方々に見守っていただき、かつて一度も経験がないほど、和やかで温かい納骨式になりました(*^o^*)

私はすっかり肩の荷がおりて、うちに帰ってバタンキューでした(-.-)zzZ

納骨式まで、とても緊張していた私は、無事に終わってホッとしたせいか、その日の夜はスゴくヘンな寝言を言っていたそうです。
（「おまえ、なんで寝ながら『チッチキチー』なんて言ってんだよ!!」と息子に言われました(*_*)）

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