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金田一秀穂先生の講演会の手話通訳

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昨日は手話通訳のハシゴをしました。

まず午前中は、教会の礼拝の手話通訳。
行く途中、道路が工事渋滞でまったく動かず、10分遅刻してしまいました(>_<) 昨日は自分が手話通訳の担当ではないと思って教会に行ったら、実はお説教の手話通訳だったことがわかり、焦りました(^_^;) でも、まだお説教は始まっていなかったので、どなたにもご迷惑をおかけしないですんで、ホッとしました(*^o^*) その後、三鷹に移動して、杏林大学主催の「地の拠点事業CCRCフォーラム」の第2回のイベントに行きました。 言語学者で杏林大学教授の金田一秀穂先生の講演会「子どものことば」の手話通訳をするためです。 金田一秀穂先生といえば、おじいさまは金田一京助さん、お父さまは金田一春彦さんという偉大な日本語研究者のご家庭に育った方。 さぞや難しいお話をなさるのでは…と思っていました。 ところが面白いお話の連続で、通訳をしていても楽しくてたまりませんでした(*^o^*) ハーバード大学の客員教授を4年間務められたのに、英語はできないとおっしゃり、言葉がわからなくても洋楽(外国の音楽)を聞いて感動できるということを、ご自身の体験を通してお話なさいました。 ポール・マッカートニーのコンサートに行き、言葉の意味がわからなくても、感動して泣きっぱなしだったそうです。 アメリカ人の友人が、 「日本人は英語がわからなくても、音楽を聞いて感動できるのが不思議だ」 というので、 「アメリカ人だって、イタリア語がわからないくせにオペラが好きなヤツはいっぱいいるじゃないか」 と言ってやったお話。 アニメ「クレヨンしんちゃん」と「サザエさん」を比較し、お母さんのことを「おい、みさえ!」と呼ぶ「しんちゃん」は教育上良くないと言われるけれど、実はそうではない。 「しんちゃん」はお父さんとの関係がうまくいってるからこそ、お父さんがお母さんのことを「おい、みさえ!」と呼んぶのをマネしているので、問題ない。 むしろ「ボクが行きますです」のようなヘンな言葉を使うタラちゃんの方が心配。 サザエさん一家には、誰もタラちゃんのような話し方をする家族はいない。とすると、もしかしたらタラちゃんは他の家庭からもらわれてきた養子だったのではないか… などなど、斬新(ざんしん)な見解がいっぱいあふれていて、本当に楽しかったです(*^o^*) 柔らかい頭で、柔軟な発想がとても魅力的な金田一秀穂先生のファンになりました(^o^)/ 「手話通訳の仕事をやっていて良かった!」と思いました(^o^)/

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