一昨日は誕生日

手話通訳.com / ブログ: 一昨日は誕生日 - 手話通訳.com 鈴木隆子のブログ

2013年10月15日 21:10

一昨日10月13日は誕生日でした。一昨日は、朝起きてすぐに母の祭壇の前に座り「産んでくれて、育ててくれてありがとう」とお礼をいいました。
実は、まだ母を納骨していないんです。寂しいので(;_;)

朝からテンダー手話教室の仕事をし、そのあと息子と待ち合わせしてケンタッキーで食べてから、井の頭公園経由で歩いて家に戻ることにしました。

私が生まれてから5歳になる年まで過ごした母の実家は、井の頭公園から歩いて10分ほどのところでした。ですから、この辺りには山のように思い出があります(*^o^*)歩いていると、涙が出そうになりました。

丸井の裏の辺りを歩いていると「菓子舗あまの」というお店がありました。
「ＮＨＫ『龍馬伝』の撮影で、福山雅治さんが当店の『揚萬念』（あげまんねん)を差し入れなさいました」
と貼り紙がしてありました。2010年の大河ドラマ『龍馬伝』が大好きで、母と欠かさず見ていた私は、ぜひ試したくなりました。

それで、自分へのお誕生日のプレゼントに「揚萬念」を買うことにしました。普通のアンコと季節限定「くるみあん」を半分ずつ入れていただき、「嬉しいな」と思って家に帰りました。

うちに帰って、「誕生日に買っちゃった♪」と言ったら、息子が、
「おまえ、節目の年の誕生日なんだから、もうちょっと別のもの（値の張るもの)買えよ！」
と言われました(^_^;)
でも私、物欲がないので、920円のお饅頭でも美味しくて十分幸せでした(*^o^*)

息子に
「節目の年を迎えて、どんな気持ち？」と聞かれて、私は
「今までの人生に全く悔いがないことは、幸せだと思う」
と答えました。

私の人生は本当に問題ばかりでした。
酒乱でDVだった父、それがもとで、うつ病になった母とPTSDになった私。

躁うつ病のいとこが自殺未遂したときは、ショックでした。入院させて世話をした、そのいとことの間でトラブルが発生し、裁判になり、母や私が住んでいる家を競売にかけられそうになったときはお先真っ暗でした(>_<) さらに法テラスで紹介された弁護士からサラ金を勧められたときは、びっくりしてひっくり返りそうになりました(°□°;) 大好きな祖母が要介護５で寝たきりになったときは、今までの恩返しをしたくて迷わず家に引き取り、２年間介護して最期を看取りました。夫に裏切られて、ずーっと一人暮らしだった伯母が遺体で発見されたときは、武蔵野警察へ遺体を引き取りに行きました。母が車椅子生活になってから、２年半介護し、最期は息子と２人で見送りました。そして今度は主人がアスペルガー症候群と診断されました。本当に、「これでもか、これでもか」と問題や困難が立ちふさがります。でも、絶対に逃げないで、すべて真っ正面から立ち向かっていきました。ホームランバッターに対して、ストレートをど真ん中に投げるみたいな生き方をしてきました。ヘタな生き方だと思うけど、それがひいおじいさんの横井太郎、祖母の依於子、母の博子、そして私なんです。世の中にはズル賢い人たちは五万といるので（注：「たくさんいる」という意味です）、うちの家族みたいに不器用で、ても決して自分の心にウソをつかない人たちがいてもいいんじゃないかと思います(*^o^*) きっとそうだよね、太郎、依於子、博子ちゃん！

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