フラッシュバックに負けない心を
先日、手話通訳者研修を早退した私は、駅への道を急いでいました。
もう少しで駅に着く、というところで、なんと私は前方から歩いてきた父とすれ違ってしまいました!
ちょうど交差点のところで、私は真っ直ぐ直進したかったのですが、真正面からくる父を見て、とっさに右側の信号を渡るフリをしました。
私は心療内科で
「鈴木隆子が実父と会うことは、フラッシュバック等を引き起こし、症状が悪化するので危険と判断する」
という診断書を出していただいています。
それなのに、こんなにバッタリ会ってしまうなんて(>_<) 私は心臓が口から飛び出しそうになり、呼吸が苦しくなり、怖くてたまらなくなりました。 幸い夜だったし、私が右側に渡るフリをして右に向いたので、父は私に気付かず、私の後ろを通り過ぎました。 私は慌ててパス停に向かいましたが、呼吸が苦しくて苦しくてたまりませんでした。パスに乗ってからずっと泣き続けました。パスの中で周りの人は、「ヘンな人だ」と思ったことでしょう。 でも、フラッシュバックが起きると、自分をコントロールできません。いつも30〜40分は泣き続けてしまいます。このときもそうでした(;_;) 今回、最初に蘇った場面は、3年前、父のマンションに呼び出されたとき、父がキレて怖くて泣きながら逃げ出したときのことでした。 次に蘇ったのは、私が妊娠中、父から 「お前のお腹の子供なんて、死んだってなんだって構わない!」 と言われて、暴力を振るわれた場面でした。その場面が、何度も何度も繰り返し思い出されて、涙が止まりませんでした(;_;) やはり、実の父に 「お前のお腹の子供なんて、死んだってなんだって構わない!」 と言われて、暴力を振るわれるという異常な経験は、どうしても忘れることができず、私の心に深い傷を残しているようです(;_;) いい年をして、父親が怖いなんて、弱虫の自分が情けなくてウンザリします。 泣きながら家に帰ったので、息子にも心配をかけてしまいました。(息子は先月からタクシーの仕事を始めた主人が、事故を起こしたのかと思って足がすくんだそうです) 武士のように克己心(こっきしん)を養って、己(おのれ)の弱い心を打ち砕き、フラッシュバックに負けない強い心が欲しいです。
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