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最高齢の手話仲間

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私は2002年に地元の手話講習会に通い始め、2005年に地元の登録手話通訳者になり、2006年に手話通訳技能認定試験を受けて手話通訳士になりました。

今までの11年間、ひたすら走り続けてきた気がします。

おかげさまで素敵なお部屋をお借りして、テンダー手話教室も新たなスタートを切ることができました。

振りかえると、手話を通してステキな出会いがたくさんありました(*^o^*)

その中のお一人に、今年2月に90歳になった紳士がいらっしゃいます。その方は、今でもほとんど毎日水泳をなさっています。写真はプロ並みの腕前です!

教会の手話クラブを通じて、母とも親交がありました。

母が車椅子生活になったときには、
「自由に好きなところに行かれなくて可哀想」
とおっしゃって、可愛い野鳥や、隅田川に映し出された見事なスカイツリーの写真を額に入れて母にプレゼントしてくださいました。

母の葬儀にもいらしてくださり、柩{ひつぎ)の中の母の頭を撫でて、優しく語りかけてくださったお姿が印象的でした。

先週の土曜日に教会の礼拝の手話通訳をしたとき、久しぶりに、その紳士にお目にかかりました。

お会いしたときの第一声が、
「あなたの顔を見ると、あなたのお母さんの笑顔を思い出すんだよ。車椅子のお母さんが教会に来て、会うとスゴくいい笑顔をするんだよね」

そう言ってくださったので、私は思わず泣きそうになりました。

母は車椅子生活になり、人の役に立てないと嘆いていたけれど、周りの方々の心に笑顔を残していたのですね…

私の最高齢の手話仲間の方の言葉が、とてもとても嬉しかったです。

写真は、母が亡くなる12日前、二人でお昼ご飯を食べに行くときに一緒に撮った写真です。
あんまり嬉しそうな顔をしていたので撮りました。この写真を撮っておいて、本当に良かった!

私たち親子の笑顔は似ていますか?

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