母の誕生日
一昨日7月26日は、母の74回目の誕生日でした。
母のいない誕生日は初めてです(;_;)
思えば、母と私は「親子」というより「戦友」のようでした。
お酒を飲んでキレると人格が変わってしまう父の問題、旦那が愛人を作って家を出てしまい、40年間一人暮らしだった母の姉の問題、双極性感情障害で自殺を図った従姉妹の問題などなど、母と二人で相談しあい、助け合い、頭を悩ませながら、数々の問題と戦ってきました。
だからこそ、母が亡くなって、片腕をもぎ取られたような気がしたのだと思います。
蝶よ花よと育てられたお嬢さん育ちの母は、結婚後は様々な困難にぶち当たりながら、波乱の生涯を過ごしました。
「もうそろそろゆっくり休みなさい」と、
神様が母を何の心配も悩みもない、神様のみもとに呼んでくださったのだと思えるようになりました。
誕生日の日、母の葬儀で弔辞を読んでくださった、母の小学校時代からの親友のおばさまから封書が届きました。
母の誕生日を覚えていてくださって、
「これでひろこちゃんの好きなものをお供えしてあげて」と書いてありました。
嬉しくて涙が出ました。
翌日お礼のお電話をしたら、私の知らない母のことがわかりました。
母は結婚生活に耐えられなくて、もっと早く離婚をしたがっていたそうですが、
「隆子ちゃんが入学や就職でハンデを負わないように、大人になるまで我慢しなさい」と
そのおばさまが助言をし、母はその言葉に従って、私の結婚が決まるまで離婚を我慢したのだそうです。
私の知らないところで、私のことを思い、私を守っていてくれたのですね。
改めて、そのおばさまと母に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
Posted in 日記 | No Comments »
コメントを残す