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大学の手話通訳で

私は週に数回、大学の講義の手話通訳をしています。

どの手話通訳もみんな大切な仕事です。でも、大学の通訳は、もし自分がキチンと先生の講義の内容を伝えられなかったために学生さんが単位を落としたら大変なので、ものスゴく責任を感じます。

先日の講義の通訳では、なぜか1時間半の講義全部を使って、「お年寄りがどのように亡くなるか」という話をされました。最期の時、どのような状態で亡くなるかというお話ばかりで、4月に母を亡くし、最期を看取った私には非常に辛い通訳でした(;_;)

一緒に通訳を担当した先輩は、母が亡くなったときにとても温かいメールをくださった方で、前夜式にもご参列くださったので、
「お母さんのこと思い出したんじゃない?」
と気遣ってくださいました。

大学の講義の通訳では、なぜか自分の人生を振り返らざるを得ないような内容ばかり担当してしまいます。

先週の講義では、「双極性感情障害(躁鬱病)」についてのお話がでました。

症状がどんなに大変かということや、鬱が治りかけたときに自殺を図るということなどの説明がありました。
2005年に躁鬱病のいとこが自殺未遂し、病院に入院させて世話をし、自分の仕事や家庭を後回しにしていた頃のことを、イヤでも思い出してしまいました(>_<) 昨年はやはり大学の講義の中でドメスティック・バイオレンスの説明があり、「幼い頃から母親が殴られる姿を見て育った子供も、児童虐待のうちに入る」と知って、またまたイヤでも幼い頃からのことを思い出してしまいました(>_<) まったくどうして、こう次から次へと… 少し前の私なら、自分の不運を嘆いてメソメソしていたことでしょう。 でも、もう強くなりました! イヤなことを追体験するようなことが次々に起こっても、自分の身を嘆いたりしません! 試練は私を強くするから。 私の周りには支えてくださる温かい方々がいるので、もう運命に負けません!

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