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トラウマ

先週の土曜日のドラマ「妖怪人間ベム」の続きです。

先週の内容は、父親が母親に暴力を振るう家庭に育った男の子の話でした。

その男の子は母親と助け合って生きてきたのですが、母親が爆発事故に巻き込まれて亡くなってしまいます。

成人した男の子は、不幸な境遇のまま亡くなった母親の無念を晴らそうと、他人を装って父親に近づきます。

息子と名乗らずに父親と話をしているとき、父親が「自分はかつて妻と息子を捨てた。なんてバカなことをしたかと思う。」
と話しました。

それを聞いて、息子は父親に対する憎しみを打ち消そう、許そうと努力します。

ところがそのあと息子は偶然、父親がよその人に「さっき息子が訪ねてきたけど、迫真の演技をしてやったよ。」
と、鼻でせせら笑っているのを聞いてしまい、怒りに震え、復讐しようとするのです。

私の子供の頃から続いた家庭の状況と重なる部分が多くて、見ているうちに心臓の鼓動が早くなり、息が苦しくなりました。そして感情のコントロールができなくなり、涙が止まらなくなりました。

自分が幼い頃から続いた、父が母に暴力を振るっている姿や、自分が殴られたときのこと、私が息子を妊娠中に「お前のお腹の子どもなんて死んだってなんだって構わない」と言われて殴られたこと、母が間に入って「この子のお腹には赤ちゃんがいるんですよ!赤ちゃんに何かあったらどうするんですかっ。」ってかばってくれたら、今度は母が殴られたこと、駆けつけと警察官に父が「お前ら全員クビにしてやる」と怒鳴っている姿…などが次から次へと鮮やかに蘇ってきました。

私は1998年12月にクリスチャンになったとき、「父のことを許そう。辛かったことは、すべて忘れよう!」と心に決めて、過去の記憶を封印しました。
ところが昨年の夏、以前と同じように父がキレて、手がつけられなくなって、父のマンションから逃げてきた日以来、過去の体験のフラッシュバックに苦しむようになりました。

家でテレビを見ていて、過去の体験がフラッシュバックして苦しむだけなら、まだいいのです。

でも、手話通訳のときだと困るんです。
講演会や大学の講義、礼拝のお説教などの通訳をするときに、「ドメスティック・バイオレンス」とか「酒乱」という言葉が出てくると、心臓がバクバクしてきて、涙を抑えるのに必死になります。

やっぱり、このままじゃいけない。
なんとか治さなくちゃ、と思います。

実は、数日前に父から手紙が届いたのですが、怖くて開けられず、玄関に置いたままになっているんです…

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