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手話通訳.com / ブログ: 心理療法が必要なの！？ - 手話通訳.com 鈴木隆子のブログ

心理療法が必要なの！？

2011年8月26日 19:35

私の母は32年前から鬱病で、精神安定剤と抗うつ剤が手放せません。

原因は父がお酒を飲んで暴れたためです。17年前に離婚したとき「これで母の鬱病は治る」と思って、ホッと胸をなで下ろしていました。

ところが意に反して、それから17年経った今も精神安定剤と抗うつ剤がないと生活できません(;_;)
薬が切れると、気持ちが落ち込み、不安定になり、吐き気が強くなり、胃液を吐いて苦しんでいます。
「なんでだろう！？」考えてみてわかったのは、「自分の結婚がうまくいかなかったために、娘（私のことです）や両親に大変な迷惑をかけてしまった」と、いまだにずーっと自責の念に苦しんでいるからだとわかりました。

さらに、今年の１月からは、私自身がトラウマに悩んで通院を始めたことにも責任を感じているようです。

正直言って、今までは「私は両親の不和のとばっちりをくっちゃったなあ」と思っていました。

でも昨年夏に父のマンションに行ったとき、父が逆上してキレて、ものすごく怖い思いをしてからは、父の憎しみの対象は母ではなく、離婚のとき母の側についた私に向けられるようになっていたんだと知りました。

それ以来、今まで忘れようとして封印していたことをすべて思い出してしまい、フラッシュバックに苦しむようになりました。

父が母を殴っている姿・自分が殴られたときの床の感触・部屋に散らばるガラスの破片・駆けつけた警察官の姿などなど、昨日のことのように次々と頭に浮かんでしまうのです。

一番辛かったのは、私が妊娠中にも父がお酒を飲んで暴れ、「今、この子のお腹には赤ちゃんがいるんですよ！赤ちゃんに何かあったらどうするんですか!!」と母がかばってくれたときに「おまえのお腹の子どもなんて、死んだってなんだって構わない」と言われたことです。
それを思い出すと、今も涙があふれます。

ドラマで私と似たような境遇の人が出てくると号泣し、手話通訳をしていても、自分の育った家庭環境に似ている話が出てくると、涙が止まらなくなり、困ります(>_<) 自分で自分の感情をコントロールできなくなってしまうのが悩みです。 そんな自分を「いい年して、情けないなあ」と思っています。 母と共に病院へ行き、お医者さまに「なんとかトラウマを乗り越える方法はないでしょうか？」と相談すると「薬は対処法にしかならず、根本的に治療できるわけではありません。今の薬を１〜２年続けたあとは、心理療法をしなければなりませんね。」 とおっしゃいました(ToT) えっ！心理療法が必要なの(°□°;) 自分が思っているよりずっと根が深いのだとわかりました(T_T) 今さら過去は変えられないのに、今も過去の影響を受け続けるというのはあまりに不条理だわ、と思いました。 でも、もし私が順風満帆な人生を歩んできたら、きっと、悩んでいる方や辛い思いをしている方の気持ちはわからなかったでしょうし、わかろうとも思わなかったかもしれません。 そう考えると、問題の多い家庭に生まれたことも、恵みだと思えるようになりました(*^o^*)

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