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ある日の日本語講座から

26歳の時に日本語教師になって、日本語と関わることを続けてきました。日本語は、表現が奥深くて大好きな言語です。

私の「手話でおこなう日本語講座」の中に「物の数え方」という2時間の講座があります。これは楽しいので聴覚障がいの方に好評です。

例えば、「桜🌸」の数え方も様々です。
桜のつぼみ-1個
咲いた桜の花-1輪(りん)
散る前の花びら-1枚
散った後の花びら-1片(へん)・ひとひら
とても風情(ふぜい)があります。

先日の日本語講座では、すでに日本語の文法の講座を修了した聴覚障がいの大学生さんと、日本語の表現について勉強しました。
「思いを込める」と「思い込む」
とても似ていますが、意味は全く違います。

思いを込める-物事を念じながら行うさま
思い込む-しかるべき根拠もないのに、あることを勝手にこれこれだと思う

辞書の説明では理解が難しいので、例をあげることにしました。
「あのね、私は大学1年生の時に、思い込みをした経験があるの。恥ずかしい経験。私は小学校から高校まで12年間女子校だったので、大学に入って、一般教養の授業の時に、同じ教室に男の子がいることに、スゴく緊張したの。ある時、隣に座った男の子が『消しゴム貸して』って言ったので、『私のこと好きなのかしら?』って思っちゃったの。本当は、違うのに。この恥ずかしい経験が、『思い込む』ってこと」
これを手話で説明したら、聴覚障がいの女の子はわかってくれました。

大学時代の経験が、日本語の授業に役に立ちました。

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