一緒に笑えるように(^O^)
私が手話通訳をする時に、いつも心がけていることがあります。
それは、聴者とろう者がタイムラグなく、同時に笑えることです。
どんなに堅い内容の講演会や会議、大学の講義でも、何かのきっかけでみんなが笑うことがあります。
そういう時に、ろう者だけがポツンとして話に入っていけずに寂しい思いをしないように、絶えず気を配ります。
昨日は大学の講義の手話通訳でした。講義が始まる前の休み時間に、同じ教室にいる聴者の男子学生のおしゃべりが聞こえてきました。
「オマエ、くせえな!」
「オレさっき、きな粉餅食ったからだ。10個入りのヤツ」
「オマエは『KK』だな」
「なんで?」
「きな粉(K)くさい(K)」
それを聞いて、先輩の通訳者はただ笑っているだけ。
私は、「ろう者の学生は、なぜ先輩通訳者が笑っているか気になるだろうな」と思って、慌てて男子学生の雑談(きな粉(くさい)を通訳しました。
すると、ろうの学生の顔に笑顔があふれました(*^o^*)
私はそれを見て、本当に嬉しかった(^o^)/(^o^)/(^o^)/
聞こえる私達だって、みんなが笑っていて、自分だけがその話に入れなかったら寂しいですよね?
私、絶対に聞こえない人に寂しい思いをさせたくないんです!!
お金がないことより、寂しいことの方がツラいと思うから。(お金ないのもツラいけど、でもやっぱり孤独はツラいと思うので)
これからも、ろう者と聴者が同時に笑えるように、通訳を頑張りたいと思います(*^o^*)
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