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私の葬式

私の息子は、とても口が悪いです。

ここ何年も、「お母さん」なんて呼ばれず、
「おい、ババア」
または
「BBA(BABAA…つまり『ババア』の略です)」
または
「便溜め(私が便秘なので(^_^;))」
としか呼ばれません。

先日、予備校の三者面談で、つい私がヨダレを垂らしてしまい、思わず
「ヨダレ垂らしちゃった!」
と言って、先生が大爆笑したことがありました。

家に帰ってから、
「お前も年取ると、アチコチゆるくなって、どうしようもねぇなあ」
と、さんざん言われました(-o-;)

でも、こうして言いたいことを言える関係を、ものすごく気に入っています。

かつて母と私がそうであったように、お互いにふざけてののしり合ったり(o^∀^o)、真剣に家庭の問題(特に主人のこと)を話し合ったり、最近のニュースや、それぞれ仕事場や予備校で起こったことなど、何でも話せて、とても嬉しいです(*^o^*)

先日の夜、仕事から帰って慌てて夕食の支度をしている私に向かって、息子が言いました。

「あのさぁ、考えたんだけど、お前(私のことです)が死んだときは葬式で話すことがいっぱいあるんだけど、親父のときは話すことがないんだよなぁ…。だからお前に長生きしてもらわないと困るんだ」
と言いました。

私の葬式のとき、喪主として、息子は何て挨拶するんだろ???

当日は聞けないので(だって私、死んでますものね(^_^;))、聞いてみました。

「私の葬式のとき、何て言うつもりなの?」
と聞いたら、

「誰に対しても自分の意見をハッキリ言い、男気(おとこぎ)があり、お父さんのようなお母さんでした」

これを聞いて、私は大爆笑しました(≧∇≦)

「まあ、言うなれば『銀魂』の『マドマーゼル西郷』ってとこだな」
とのことでした(^_^;)

でも私、本当に嬉しかったです。
「優しい母でした」
とかではなく、
「男気(おとこぎ)があり、」
って言われたのが、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした(*^o^*)

★「男気(おとこぎ)」とは?
…辞書には次のように書いてあります。

「損得抜きに弱い者のために力を貸す男らしい気性。義侠心(ぎきょうしん)」

私は、ネチネチくどくど言う人、陰湿なことや姑息なことが大嫌いです(≧ヘ≦)

私の母方の祖母の家は、徳川家に仕えた武士だったそうですが、そういう血が自分の中に流れているのを強く感じることがあります。

祖母のイオコも、母の博子も、普段は天然ボケな人でしたが、いざという時は臆することなく堂々と、
「悪いことは、悪い!」
とハッキリ言える人たちでした。

そういう真っ直ぐな生き方を見て育った私が、今度は息子に
「男気(おとこぎ)があり、お父さんのようなお母さん」
という風に見られていたことが、嬉しくて嬉しくたまりませんでした(-^〇^-)

幼い頃から今までの苦労が、すべて遠い空の向こうに飛んでいきました。

これからも息子に恥じない生き方がしたい、真っ直ぐな生き方がしたいと思いました。

「ダンダリン」や「八重の桜」みたいに。

イオコちゃん、博子ちゃん、天国から見ていてくださいねo(^-^)o

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