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手話で行う日本語の文章力向上講座

私は、2009年〜「聴覚障害者のための、手話で行う日本語の文章力向上講座」を開いています。

以前、ろう者の方と初めて同じ職場で働いたときに、手話で話すと、とても優秀だとわかるのに、彼らの書いた日本語の文章を読んだら間違いか多くてビックリしたからです。

でも彼らの書いた日本語の文章を見ているうちに、私はあることに気づきました。

ろう者の方の文章が、私が日本語教師として教えていた欧米のビジネスマンの間違いとそっくりなんです。

外国人と、ろう者。
どちらにとっても日本語は第二言語ですから、間違え方が似ているのは当たり前かもしれません。

それで、
「ろう者の方々が自分の書く日本語の文章に自信を持ち、社会の中でご自分の力を十分に発揮してほしい」
という願いを込めて、講座を始めました。

通常は木曜日の夜なのですが、仕事で木曜日に通えない方には日曜日に個人レッスンをしています。

受講生の方々が、わざわざご自分のお金と時間を使って、熱心に通ってくださる姿を見ると頭が下がります。

私は2007年〜大学で手話通訳をしていますが、「聴者の大学生さんたちの姿と比べて、なんて違うんだろう(°□°;)」と思います。
もちろん、聴者の真面目な学生さんもいらっしゃいますが。

一昨日の講座のテーマは「尊敬語」でした。

尊敬語の作り方には3種類あります。

1)特別な形「いらっしゃる」など。

2)お+マス形+になる
「お書きになる」など。

3)ナイ形+れる/られる
「書かれる」など。

ろう学校の国語の授業でキチンとこういう内容を教えていれば、ろう者の方々が就職してから苦労することないのに…(;_;)

難しい内容ですが、講座が終わって
「勉強が楽しかった」
と言って帰られる受講生さんの笑顔を見ると、涙が出そうになるほど嬉しいです♪

この講座は、私のライフワークだと思っています(*^o^*)

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