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フラッシュバック再び

以前もブログに書かせていただきましたが、私はPTSD(心的外傷性ストレス障害)です。

父がお酒を飲んでキレると手がつけられなくなって、母や私に暴力を振るう人だったので、テレビドラマでうちと同じように酒乱のお父さんが暴れる場面を見たりすると、思い出したくない辛い記憶がフラッシュバックしてしまいます。

フラッシュバックが起こると普段はすっかり忘れていたことや、思い出さないように封印していた辛い記憶が、細部に渡って細かく思い出されてしまいます(;_;)

それは何かをきっかけに突然起こってしまうので、自分でコントロールできません。映画館の一番前の席で、自分の辛い思い出が大画面に映し出されるのを見なければならないような感じです。しかもそれは、視覚と聴覚のみならず、触覚や嗅覚、そのときの辛かった感情などすべてが再現されるので、相当苦しいです。
心臓がバクバクして呼吸が苦しくなり、号泣してしまいます(;_;)

実はこの数週間の間にも2回フラッシュバックが起こってしまいました。

1回目は大学の手話通訳を終えて、一度帰宅してから手話教室の仕事に行こうと移動していたときです。

バス停に向かっていたら、すぐ横のエスカレーターを上がって行く父の姿を見てしまったのです(∋_∈)

そのとたん、怖くて怖くて心臓がバクバクして呼吸が苦しくなり、涙がどんどんどんどん流れて来ました。街の中でフラッシュバックを起こしてしまって、どうしようかと思いました。
見つかったらどうしようと思うと怖くてたまらず、バス停の列に並ぶことができず、エスカレーターの下に隠れていました。
バスが来て、慌てて飛び乗りましたが、もうその頃にはみっともないほど大泣きしていました。

恥ずかしいので、タオルで顔を押さえて泣いていたのですが、周りの方たちはヘンな人だと思っていたことと思います。

私は3年前に父のマンションに呼ばれて行ったときに、父がキレて手がつけられなくなり、泣きながら逃げ出したことがありました。そのときのことが、フラッシュバックしてしまいました。

3年前、逃げ出して階段の踊り場で号泣している自分の姿や、仁王立ちになって怒鳴っている父の姿が細かく浮かんできて、怖くて怖くてバスに乗っている間中、泣いていました(;_;)

バスを降りて、一度家に帰り、玄関を開けたとたん、声を上げて泣いてしまいました(;_;)

結局私は、50分間も泣き続けたことになります(>_<) お医者にご相談すると、 「脳の働きは不思議ですね」とのこと。 記憶を司る『海馬』というところに、私の辛い記憶が残っているそうです。 10歳、20歳の子供じゃあるまいし、いい年をした私が、70代の父親が怖くて街の中で号泣してしまうなんて、我ながら情けなくてイヤになります。 長い間、悲しい記憶を思い出さないように我慢しすぎて、心が壊れちゃったようです(>_<) 私の主治医の先生のところには、私と同じケースのPTSDの患者さんがいらしているそうです。 その方は、原因となったお父さんが亡くなった後でも、街でお父さんと似た人を見るとフラッシュバックを起こしてしまうそうです。その気持ちは、よーくわかります(;_;) 一昨日は車の助手席に乗っていたら、助手席側の歩道を正面から歩いてきたのが、父でした! その瞬間、またしても心臓がバクバクして呼吸が苦しくなり、涙がどんどん流れてきました。 また、フラッシュバックです(*_*) 全くなんという偶然なのでしょう!? 神様は何を考えていらっしゃるのでしょう!? もっともっと強い心を持ちたいです。 いい年をして、父におびえ、フラッシュバックに苦しむような弱虫の自分を打破して、もっと強くなりたいと思います。

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