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大学の通訳で

私は2006年に手話通訳士試験を受けて、たまたま合格し、2007年から大学の講義の手話通訳をしています。

自分が大学生の時は出席カードだけ出して、そーっと授業を抜け出して、チアガールの練習に行ってました。
雑誌の『JJ』に出てくるようなオシャレな格好の女の子ばかりの英米文学科の中で、いつもTシャツに短バン姿でバトンを持ってキャンパス内を走り回っている私は、異色だったかもしれません(^_^;)

そう言えば、チアガールの同期の友だちと二人で歩いていたら、
「『JJ』を出している光文社ですが、写真を撮らせてください」と言われて
「うわっ!『JJ』に載るんだ!」
と有頂天になっていたら、載ったのは同じ光文社でも『週刊宝石』で、しかもヘンなコーナーだったので応援団の先輩に怒られた…なんてことがありました。
思い上がっていた自分が恥ずかしい(^_^;)

さて、自分の大学時代は決して真面目な学生とは言えませんでしたが、大学の手話通訳をするようになってからは本当に真剣です。
自分の手話通訳がいたらないために、聴覚障害の学生さんが単位を落としては大変だからです。

私か担当している講義の中に、『医学一般』というのがあります。
社会福祉士の国家試験の範囲にある科目なのですが、「お医者さんになるための講座か!?」と思うほど、専門知識が満載の講義です。

先日の講義では、
「消化には2種類あり、機械的消化と化学的消化があり、消化液による消化を化学的消化という」
とか、
「一回の射精で放出される精子の数は1億〜2億で、一度受精した後は他の精子が入り込むことはできない」
「受精卵は子宮に着床する」などなど、本当に難しい内容を通訳しました。

私のいたらない手話で、どれだけ通じたでしょう(*_*)

もっともっと上手にならなきゃ、と痛感しました。

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