ありがとう〜息子へ〜
1月末に広汎性発達障害と診断された夫が、3月に会社を辞めました。
普通なら喜ぶべき「昇進」が、発達障害の主人には重荷だったようです。1ヶ月経っても、全く再就職先を探す気配がなくてドキドキしています(>_<)
一昨日、私はテンダー手話教室の指導、大学での手話通訳、手話講習会の3つを掛け持ちして、夜9時過ぎに帰ってきました。
家に帰ると、玄関には主人が会社を辞めて単身赴任先から持って帰ってきた荷物や家電が整理されないままあるのが、まず目に入ってきます。
そうしたら、急に悲しくなってきました。急いで食事の支度をして、食べ終わって片付けたとたん、「心が壊れちゃったのかな?」と思う位、涙が止まらず号泣してしまいました。
幼いときから、酒乱でDVの父から母を守ろうと頑張ってきて、母はうつ病、自分はPTSDになりました。
昨年、親戚との裁判で係争中に母が急逝し、今度は主人が広汎性発達障害で再就職先も決まっていないとは…
考えたら悲しくなって、涙が止まらなくなり、声をあげて泣きました。
でも泣くだけ泣いたら、また「頑張ろう!」という気持ちになれたので、昨日は元気にテンダー手話教室の仕事をしました。
仕事が終わってから吉祥寺で息子と待ち合わせをして、買い物をしました。
息子が「小腹がすいた!」というので、ハワイアンキッチン「pupukea」に行きました。母は生前ハワイが大好きだったので、母の写真にブルーハワイをお供えしようと思って入りました。
息子の友だちの話などを聞いて、いろいろ楽しく話をしていました。すると突然息子が言いました。
「こういう言い方は不謹慎だけど、おやじがいる間は、自分は家から出られないと思ってるんだ」
「?」
私は言っている意味がわかりませんでした。
「昨日みたいなことがあると心配だから、あんた(私のことです)とおやじを2人だけにしておけないだろう」
と言われ、意味がわかりました。
前日、私は、会社を辞めて再就職先を探そうとしない主人のことで、ずっと泣いていたので、息子はスゴく心配してくれていたのだとわかりました。
いつも私のことを「クソババア」と呼ぶ、超ナマイキな息子ですが、私のことを心配して守ろうと思ってくれているんだと知りました。
それに気づいたら、本当に嬉しくてたまりませんでした。
息子には息子の大切な人生があるので、私が重荷にならないようにしなければなりませんが、でも、その気持ちがとても嬉しかったです。
ありがとう。
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