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手話通訳士としてはいけないかもしれないけど

先日、大学病院の手話通訳をしました。

病院を2ヶ所ハシゴするので、かなりの長時間になります。

その聴覚障害者の方は、人の悪口を言うのが好きな方で、病院の待ち時間中ずっと悪口を言っています。

いつもは聞き流すのですが、さすがに7時間も悪口を聞いているとツラくなります(>_<) しかも悪口の対象が、私の先輩の通訳者さんだったり、よく知っている役所の方だったりすると、余計に聞きたくありません(∋_∈) とうとう我慢できなくなって、手話で言ってしまいました。 「いい加減に人の悪口を言うのは止めたらどうですか?毎日感謝の気持ちを持って暮らしたらどうですかっ?」 その人はものすごく怖い顔をしました(;`皿´) 今まで自分が人に対して意見することはあっても、人から意見されることはなかったのでしょう。 本当は手話通訳士は通訳をするのが仕事なのですから、そんなこというべきではなかったのかもしれません。 でも、手話通訳士である前に人間です。 たとえどんなに辛い状況でも、冷静に考えてみれば、必ず感謝することが一つや二つは見つけられるはずだと思って暮らしているので、悪口や不平不満ばかり言う人に、我慢できなくなっちゃったんです。 普段の生活の中でも息子に、 「おまえって人の意見に流されないよなぁ」 と言われます。 周りの人に「こうしておいた方が得だよ!」って言われても、損得考えずに貫いちゃうというか… 今回も言ったあと、「これで、この方からは通訳の依頼はこないだろうなあ…。まあ、いいか。」 と思いました。 やっぱり、良くないことは良くないと思うので。 ところが、通訳が終わって帰るとき、 「また今度もお願いします」 と言われました(°□°;) ビックリです(◎o◎) 一人暮らしで、人とあまり交わることのない、その方にとって、 「はい、はい」 と適当に受け流すのではなく、 正面から向かい合ったことが、もしかしたら嬉しかったのかもしれません。 それにしても… いつもはキャッキャとしていても、何かあったときに啖呵(たんか)を切るのは、母方の曾祖父、祖母、母譲りだわ〜と改めて思いました。 血は争えませんね(^_^;)

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