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空を見ると

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葬儀の翌日の5月4日(金)、岩手から母の葬儀のために来てくれた主人の両親と、仙台から来てくれた弟にうちに来てもらいました。

私が前夜式と告別式のときに遺族挨拶の中で、「全く苦労とは無縁のように見える母ですが、実は父がお酒を飲んで暴力をふるう人だったので、辛い結婚生活を送りました。母はいつも私に、『自分の結婚のせいで、たこ(私のことです)に迷惑をかけてごめんね』と謝っていました。母と私は、ずっとお互いに助け合い、守り合って暮らしてきました。」とお話したので、主人の父は「あんなに苦労してたとは知らなかった。可哀想。」と泣いてくれました。

その後、母も祖母も大好きだった、新宿小田急デパートの双葉で、みんなで鰻を食べました。

それから、東京駅の新幹線のホームで3人を見送ったあと、急に力が抜けました。

その後、息子と吉祥寺を歩いていたら、息子が「みんな何の写真を撮ってるんだろうと思ったら、虹が出てる!」と言いました。母が昭和19年から暮らしていた吉祥寺の空に、大きな虹が出ていました。

それを見たら、母からのメッセージのような気がして、涙が出てきました。

泣きながら写メを撮っていたら、美しい女の方が声をかけてくださり、「こっちからだと虹と白いお月様と、両方写せますよ。」と連れて行って下さいました。
私は泣きっぱなしだったので、「すみません。昨日が母の葬儀だったので。」とお話したら、その方は「私も今、母の病院にお見舞いに行ってきたところなんです。」とおっしゃって、お互いに慰め合いました。

不思議な出会いでしたが、心が癒やされました。

虹を見ていたら、母からのメッセージのような気がしました。

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