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過去の記憶

先週の土曜日12月24日は、クリスマスイブでした。
皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか?

私は24日の午前中、母を連れて教会の礼拝に行きました。
母が車椅子になってしまってから、なかなか連れて行ってあげられなくなったので、母が教会に行くのは久しぶりのことでした。

教会の方々がとっても温かく母を迎えてくださって、本当に嬉しかったです(*^o^*)

そして、母と一緒に吉祥寺でお昼ご飯を食べてから、一度家に帰りました。母のオムツ交換や食事の準備などして、夕方6時に家を出て、改めてもう一度教会へ。

教会の「聖歌の夕べ」に出席するためです。聖歌隊の皆さんの美しい歌声を聞きながら、この1年間に思いを馳せていました。

この1年間大変なことがいろいろありました。
この1年、というより2005年1月からの7年間、ずーっと大変でした。

かつて大手航空会社に勤めていた従姉妹が退職後、躁鬱(そううつ)病になって、2005年1月に自殺を図りました。私は従姉妹を入院させ、今後従姉妹が働けなくても、なんとか生活できるように市役所の地域福祉課に通い、高額医療費立替払い・通院医療費公費負担・国民年金免除・生活保護・障害年金など、できる限りの手続きをしました。

従姉妹の父親は、従姉妹が幼いときから妻子を捨て、愛人と生活していました。でも、いくら家族を捨てたとはいえ、実の父親なのですから、働けない従姉妹の援助をしてもらえないかと思い、私は思い切って何十年も会ったことのない叔父に電話しました。

すると叔父は「なんで俺が面倒を見なければならないんだ!心配なら隆子ちゃんが勝手に面倒みりゃいいだろう!」
そう言って怒鳴り、電話を切りました。

それで私は「従姉妹のことは、私が頑張って世話をしよう!」と心に決めました。従姉妹の住むところを探し、保証人にもなりました。

2007年には、従姉妹の母である、叔母が亡くなりました。
旦那が愛人を作り、娘とも絶縁状態で、辛い人生を送った叔母でした。叔母を見送った後、私は従姉妹の成年保佐人になりました。

しかし、3年前、その従姉妹との間でトラブルが起こりました。

その後、裁判にまで発展しました。裁判費用の工面に四苦八苦していたとき、17年前に母と離婚した父と、食事を共にする機会がありました。

裁判の話をしたら、父が自ら「離婚したとはいえ、自分が死んだら隆子しか相続する人間はいないのだから、裁判の費用は自分が立て替える。」と言ってくれました。

私はさんざん迷った末、弁護士さんの勧めにより、好意に甘えることにしました。

でもそれからが大変でした。

父は私を呼んでは母の悪口を言い、母に対する怒りや憎しみを私にぶつけて気持ちを晴らすようになりました。そのような状態が3ヶ月続き、だんだん私の心は、辛くて限界が近づいてきました。
そして昨年7月、父のマンションに呼ばれたとき、父がキレて逆上して手がつけらない状態になってしまいました。幼い頃からお酒に酔って母や私に暴力をふるったときの父の姿、そのままでした。私はマンションから逃げました。

それ以来、私は忘れようとして封印していた辛い記憶が次々にフラッシュバックして苦しむようになりました。

父が暴れて母を殴っている姿。
自分が殴られて転がったときの床の感触。
夜中に酔って帰った父が、雨戸を外してガラス戸を叩き割って家に入ってきて怖かったこと。
そのときに母がガラスの破片で大ケガをしたこと。
私が息子を妊娠中に、「おまえのお腹の子どもなんて、死んだってなんだって構わない。」と言って殴られたこと。
私をかばった母が殴られている姿。
警察官が4人駆けつけてきたこと。

などなど、様々な情景が蘇りました。
私がクリスチャンになったときに「父を許さなければいけない。」と思って、無理やり忘れようとして封印したことが一気にあふれてきました。

聖歌隊の美しい歌声を聞きながら、今までのことが次々に蘇り、特に「聖夜(O HOLY NIGHT)」を聞きながら、号泣してしまいました。

過去の辛い記憶は、無理して忘れようとしても忘れられるものではないと思いました。

「家政婦のミタ」みたいですが、過去に辛い記憶がある場合は、完全に記憶を捨てようとすると、私のようにあとから反動が来て苦しむのでしょう。辛い記憶や環境と、どうやってうまく共存していくか、自分で探っていかなければならないんだなぁと実感しました。

もし、このブログをお読みの方々で、私のようにPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩む方がいらしたら、一緒に頑張りましょうね。

全部書いてスッキリしました。暗い話でゴメンナサイ(>_<) また明日からは笑顔で頑張ります。

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