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日本瓦斯株式会社さまでの【聴覚障がい社員日本語研修】

昨日10月27日(金)は、初台にある日本瓦斯株式会社(ニチガス)さんで、【聴覚障がい社員の日本語研修】をおこないました。

この1週間、毎日毎日、深夜や早朝に研修の準備をして、パワポのスライド150枚作りました。

そのため、いただいたメールに返信できてなくて申し訳ありません💦🙏
明日から少しずつお返事いたします🙏

ニチガスさんから【聴覚障がい社員の日本語研修】のご依頼を受けて、今年で6年目になります。

多くの企業は、障がい者の法定雇用率のためだけに聴覚障がい社員を採用しています。

また、聴覚障がい社員の日本語の間違いが多いことに困り、日本語研修を依頼して下さったとしても、せいぜい1年か2年で終わってしまいます。
こんなに、6年間も継続して研修を依頼してくださる会社はありません。

ニチガスさんは、本当に聴覚障がい社員を育てようとしてくださって、素晴らしいと思います。

6年続けてきて、聴覚障がい社員さんたちの日本語の力が確実にアップしています❣️❣️❣️
正しく指導を受ければ、こんなに上達するのですね。
本当に嬉しいです😊✨😊✨

昨日は3コマ目の授業で、「尊敬語と受身形」について指導させていただきました。
日本語の尊敬語と受身形は同じ形になります。
生徒さんに、例文を作っていただきました。

a)「イエスが裏切り者の名を呼ばれた」
b)「ユダはイエスに名を呼ばれた」

a)は尊敬語、b)は受身形です。

形は同じでも、動詞の「尊敬語」と「受身形」では全く意味が違うのです。

聴者にとっては母語なので、自然に使い分けができています。
でも聴覚障がい者、その中でろう者にとって日本語の母語ではないので、この違いをキチンと学んでいただきたいです。

特に、ドラマの手話指導をしているろう者さんは、この違いをキチンと理解してから日本語のセリフを手話に変えてくださいね🙏
そうでないと、セリフに合わない手話になってしまいます❗️

研修が終わってから、初台のビルの53階で懇親会を開いていただき、美味しい石狩鍋をいただきました。

聴覚障がいの社員のみなさん、日々大変なことがいっぱいあると思いますが、みなさんの日本語の力は確実に向上しています。
熱心に受講してくださり、本当にありがとうございます。
みなさんが公私共に幸せでありますよう、心からお祈りしています🙏

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