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早稲田大学オープンカレッジ夏学期 第6回「日本語の受身を手話に換えるとどうなるか」

久しぶりに涼しくて気持ちの良い夏の夕方。
中野の四季の森公園にいます。

今日は早稲田大学オープンカレッジ、夏学期第6回の講義をしました。
自分で言うのはおこがましいのですが、今日は、おそらく日本の手話の世界で初めての講義をしました。
「日本語の受身 3種類」を日本語教育の観点から解説し、
「日本語の受身を手話で表すとどうなるか」をご説明しました。

日本語の受身には
1)直接受身
2)間接受身(迷惑の受身)〜持ち主の受身
3)間接受身(迷惑の受身)〜第三者の受身
があります。

それぞれの受身について理解した上で、それに一番相応しい手話表現に換えなければなりません。

私が日本語の授業をするときは、それぞれ受身について説明しています。
ですから、私が初めて手話講習会に通った時も、当然これらの受身を手話に表現するときはどうするか、教えていただけるものだと思っていました。

でも、残念ながら地元の手話講習会に通った3年間も、東京都の手話講習会の地域手話通訳者クラスでも、WPの手話寺子屋でも、まったくそのような説明はありませんでした。

手話通訳のお仕事は、なんと言っても正確さが命です。

日本語の特徴として「受身表現が多い」ことがあげられます。
「弟が 兄に ぶたれた」このような直接受身は手話にしやすいのですが。
「非常識だと思われている」
「みんなに好まれる」
「雨に降られて、ずぶ濡れになった」
このような文章も正しく手話に換えないと、正しい手話通訳はできません。

私はずっと、このような内容を教える授業がしたいと思っていました。
それが、今日叶いました❗️

日本語の手話の3種類の受身を解説した上で、それぞれについて「日本語対応手話」と「日本手話」の表現を統語論的に説明する講義です。ー

おそらく手話の世界で初めてでしょう。
今日はとても充実感がありましたので、講義の帰りに四季の森公園で夕涼みすることにしました。

久しぶりにホッとしていたら、いっぱい蚊に刺されたので💦
これで帰ります😊

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