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手話講師が読むべき本

先週から読んでいた言語学の本(上下巻)を、読み終えることができました。
著者は、スティーブン・ピンカーさん。

1954年生まれ。ハーバード大学心理学研究室教授で、心理言語学者さんです。

視覚認知と幼児の言語獲得についての研究により、米国心理学会から大きな賞を受賞されました。

2004年にはタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」の一人に選ばれた方です。

この方の著書「言語を生み出す本能(上) (下)」(NHK ブックス)を1年以上前から読みたくてネットで購入していたのですが、自分の本を書くことや大学の講義という大きなお仕事をいただいたので、まずそちらを優先にしていました。

先週から昨日2月7日(火)までかかって、やっと読めました👏✨👏✨

私は2005年に手話通訳者になり、その年から手話講師になり、翌年手話通訳士の試験に合格することができて手話通訳士となり、現在2023年に至ります。

その間、一貫して
「幼児が母語を獲得するのと、成人が第二言語を習得するのは根本的に異なる」
と言い続けてきました。

ところが手話の世界では、誰一人、本当に誰一人、この意見に賛成して味方してくださる方はいませんでした。
ずっと孤独だったし、とても苦しかったです💧

でもスティーブン・ピンカーさんは、「子どもの脳内には『普遍文法』という、親の言語の文法の習得を可能にしている回路がある」と述べておられます。

「幼児が母語を獲得するのと、成人が第二言語を習得するのは根本的に異なる」ということをハッキリ述べておられます。

ヤッター‼️私が言ってたこと、ちゃんと合ってたんだ‼️
18年間、辛抱してきて良かった❣️
自分の主張の裏付けとなりました。

言語教師として、非常に重要なこの事実を知ることなく、自ら学ぶこともなく、手話指導している手話講師の人たちにオシオキしちゃおっかなぁ😊

「月に代わって🌖」じゃなくて、何に代わってお仕置きしようかなっ。
ふふふ。

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