マックス
9日間の日程を無事に終えて、ベトナムのハノイから帰国した翌朝、6時17分。14年5ヶ月一緒に過ごした、猫のマックスがなくなりました。
私の腕の中で、息子と片耳猫のピュアに見守られてです。
私がベトナムに行った日から、具合が悪くなったそうです。
私のベトナム滞在中、息子が何度も獣医さんに連れて行って、点滴や注射をしていたそうです。私は泣き虫なので、そのことを伝えると仕事にならなくなると、息子は私には伏せていました。
本当は獣医さんからは「お母さんの帰国には間に合わないだろう」と言われていたそうです。
成田から帰宅すると、マックスは本棚と壁の間で、グッタリと動けない状態でした。「マックス!」と呼べば、シッポは振ってくれるのですが。
「これじゃ、撫でてあげることも、抱っこしてあげることもできない(;_;)」
私がそう言うと、片耳猫のピュアが私の顔をキリッと見てから、本棚と壁の間に入って行きました。
そして、マックスのおしりのあたりを舐めて、なんとか前に押し出そうとし始めました。
ピュアには、私の言葉がわかったのでしょうか?
写真は、「2月15日の、元気だったマックス」「マックスに付き添っているピュア」「箱の中で眠りにつくマックスを見ているピュア」です。昨日、朝の手話のレッスンを終えて、息子と二人でマックスを深大寺に連れて行き、荼毘に付しました。
マックスは、子供に棒で殴られていたところを発見されて、江戸川区の動物愛護団体に保護された猫でした。人間不信で、誰にもなつかず、引き取り手のなかった猫でしたが、私と息子には、すっかりなついてくれました。
うちに来て、幸せだったと思ってくれたでしょうか。
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