障害者のための「職場で役立つビジネス文章」講座
先日、23区内の障害者就労支援総合センターで「職場で役立つビジネス文章」というテーマで、講座をさせていただきました。
私は2009年〜「聴覚障害者のための手話で行う 日本語の文章力向上講座」を開いています。企業で出張レッスンを行う際、聴覚障害社員の上司の方々から「こういうことを、講座で説明してほしい」というご依頼が、いくつか提示されます。
その中で、
◆1「クッションワード(前置き)がない」
聴覚障害者の方々は、単刀直入に要望を述べて、「大変恐縮ですが」とか「お忙しいところ恐縮ですが」などの、クッションワードを入れない。
◆2「自分の要望を、言い切りの形で伝えることが多い」
会社を休むときや、早退するときに「休みます」「早退します」という表現を用いることが多い。
しかし、「お休みしてもよろしいでしょうか?」というように、上司の判断を仰ぐ表現が必要。
これらを軸にお話しました。
障害者の法定雇用率が上がり、聴覚障害者の大企業への就職が増える一方、聴覚障害者の離職率は40パーセントと、非常に高い傾向にあります。
聴覚障害者の方々の職場への定着に役立つよう、「聴覚障害者のための 手話で行う日本語の文章力向上講座」の内容を、さらに充実させていきたいと思います。
平成27年度の「手話で行う 日本語の文章力向上講座」は3月開講の予定でしたが、現在内容の見直しを図っているため、開講が5月になります。ゴメンナサイm(_ _)m
どうぞお待ちくださいo(^-^)o
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