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テンダー日本語教室 吉祥寺会場スタート

2009年に品川で「手話で行う日本語講座」を開講して以来、2011年までは品川で、2012年は中野のダブル・ピーの手話寺子屋教室をお借りして行ってきました。

2012年だけは、会場の関係で土曜日の夜にしましたが、「土曜日は都合が悪い」という方が多いので、従来通り木曜日の夜7時〜9時に戻しました。

そして会場も、吉祥寺に変わりました。
詳細は下記の通りです。

武蔵野市吉祥寺本町1-20-1
(吉祥寺駅北口徒歩3分 ヨドバシカメラ吉祥寺店並び)
永谷商事吉祥寺営業所2階32会議室
(写真のレンガ作りの建物の外階段を上がって、左側のお部屋です)

1年間快くお教室を貸してくださったダブル・ピーさんには、本当に感謝しています。

昨年末は忙しくて、1月10日から開講する日本語講座の会場が決まらないまま新年を迎えてしまい、
「どうしよう!? 会場見つかるかしら?」
と、不安なまま三ヶ日を過ごしました。
でも、おかげさまで吉祥寺駅北口徒歩3分という最高のロケーションで開催することが決まり、本当にホッとしました!

私は吉祥寺にある母の実家で生まれたので、自分の出身地であり、大好きな母や祖母との思い出が山のように詰まった吉祥寺で自分の講座を開くことができるのが、嬉しくて仕方がありません(*^o^*)

聞こえない方々が日本語を習得するのは、本当に大変です。

例えば、「食べてください」「飲んでください」「待ってください」という文を表すとき、
◆手話では、
「食べる+頼む」
「飲む+頼む」
「待つ+頼む」
と表します。

◆日本語で表すときは、
「食べる→食べて」に変えて「ください」をつける。
「飲む→飲んで」に変えて「ください」をつける。
「待つ→待って」に変えて「ください」をつける。

このような手順が必要になります。
私達聴者は子どものときから日本語を聞いて、自然に日本語の活用を身につけますが、聞こえない方々は外国人が日本語を学ぶときと同じく、いろいろな「〜て」の形を一つ一つ学ぶ必要があります。
正しい日本語を書くためには、文法の知識が不可欠です。
文法を知らないまま日本語を書くのは、
「ルールを知らないまま、スポーツをするのと同じ!」
なんです!

本当はろう学校でキチンと日本語の文法を教えてから、社会に出してあげるべきなのに、それをしないまま卒業してしまうので、社会に出て就職したときに、聞こえない方々はものすごく苦労することになるのです(>_<) 日本語の文章に間違いが多いために、本当は優秀なのに能力を低く見られて、悔しい思いをしている方々はたくさんいます! そういう方々のために、「手話で行う日本語講座」を開いて5年目になります。 恐らく、手話通訳士と、日本語教育能力検定試験に合格した日本語教師の2つの資格を持っているのは、日本で私だけなので、赤字でも止めないで「手話で行う日本語講座」はずーっと続けていかなければ…と思っています。 十分にPRができていないので、 「吉祥寺会場に変わった第1回目の講座は、参加者ゼロになるのではないかしら?」 と心配しておりましたが、ありがたいことに4名の方々にご参加いただき、心から感謝しています。 テンダー日本語教室もテンダー手話教室も、両方とも受講生さんのことを一番に考えて、大切に育てていきたい、というのが私の今年の目標です(*^o^*)

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