手話通訳とマスク
手話通訳とマスクについて、お問い合わせが増えているので、お話することにしました。
新型コロナウイルスの感染が拡大した、この3月・4月。
私は、大学の卒業式、小学校の卒業式、中学校の入学式の手話通訳をいたしました。
いずれの場面も、通訳対象者の方との同意の上、マスクを着用して手話通訳をいたしました。
また、昨日、市役所の障がい者支援課から、
「可能な限り、マスクを着用して手話通訳をするように」との、お達しがありました。
手話通訳者・手話通訳士と聴覚障がい者の方との間の、感染を防止するためです。
「テレビの記者会見では、マスクをしていません」というご質問を受けます。
手話って、手の形だけではなく、口の形も大切です。
日本手話の口型には、2種類あります。
【マウジング】と【マウス・ジェスチャー】です。
【マウジング】は、日本語の発音と同じで、同音異義語を区別するときなどに使います。
【マウス・ジェスチャー】は、日本手話独特のもので、手話の単語ごとに「パ」「ピ」「プ」「ぺ」「ポ」などの口の形が決まっています。
口の形も大切な要素だということと、記者会見の場には聴覚障がい者の方はいらっしゃらないので、通訳対象者とコンセンサスをとることがないため、マスクをつけていらっしゃらないのだと思います。
今日も東京では、201名の方々の感染が確認されました。
医療現場の最前線で働いてくださっている方々。
生活に必要な品物を運んでくださる、物流のお仕事の方々。
本当にありがとうございます。
先が見えないと、イライラしたり、ひとに批判的になったり。
でも、こういうときだからこそ、心を穏やかに🌸
ひとに優しくありたいと思っています✨
皆さまのご健康が守られますよう、お祈りしております🙏iPadから送信
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