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手話の試験につきまして

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今日と明日は、手話通訳士試験があります。
私の教室からも7名が受験されます。みなさんの努力が報われますように…

私は2006年に受験して手話通訳士になりましたが、とっても緊張しました。実技の読み取り試験の教室に入ったとたん、モニターのコードに引っかかって、ハデに転びました( ̄◇ ̄;)
それで、よく受かったなぁ…と思います(^_^;)

さて、先日9月30日には、【NPO手話技能検定協会】の【第49回手話技能検定試験】が行われました。
私は以前、協会の試験部で働いていたご縁で、試験のスタッフをさせていただきました。

NPOの【手話技能検定試験】と全国手話検定の違いをご存じない方が多いので、お話しますね。

◆先にできたのは?
【NPO手話技能検定協会】の【手話技能検定試験】です。
2001年にスタートしました。
私が働きはじめたころは、「手話で検定試験を行うなんて、とんでもない!l」と、ずいぶん白い目で見られました。

当時、地元の手話講習会の通訳コースに通っていたのですが、講師から呼び出されたことがあります。

「もし、この地域で登録手話通訳者になりたいなら、NPO手話技能検定協会に勤めていると、言わない方がいい」
そんな忠告を受けました。

でも、私は忠告に従いませんでした、反抗期なので(苦笑)
そのまま勤めて、登録手話通訳者にも手話通訳士にもなりました。
あのオドシは、何だったんだろ⁇

◆どっちが難しい?
両方受験された方は、ご存じだと思います。
【NPO手話技能検定協会】の【手話技能検定試験】の方が難しいです。
【NPOの手話技能検定試験の3級】と、「全国手話検定の準1級」が同じレベルとのことです。

※ちなみに、以前、ギネスにチャレンジするイベントで、私が手話指導を担当したことがありました。
その際、「ギネス・ワールド・レコーズ」さんから出された、「手話指導者の条件」は、下記の通りでした。

1)手話通訳士であること
2)【NPO手話技能検定協会】の【手話技能検定試験の3級】以上を取得していること。

◆2つの検定試験のまとめ

•NPO手話技能検定協会の手話技能検定試験
→手話をろう運動と切り離して、「言語学」の一つとして、とらえている。

•全国手話検定
→ろう運動やろう者への理解を広めることを目的としている。

このような違いがあります。
どちらがいい、悪いではなく、スタンスが違うことをご理解いただければ…と思います。

秋は、いろいろな試験が、めじろ押しです。
受験なさるみなさんの、努力が報われますように…
心からお祈りしています(*^_^*)iPadから送信

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