聴覚障がい者のための日本語講座
この土日、手話のレッスンを4コマと、「聴覚障がい者のための手話で行う日本語講座」を6コマ行いました。
毎日、朝から晩まで、ビッチリ5コマずつです。
12月18日(日)に発売開始となる「読み取り教材DVD第一弾」の解説本の、「日本語訳」と「手話構造訳」をご覧になればお分かりいただけるかと思いますが、日本語と手話って、全然構造が違います。
だから、聴覚障がい者の方々が日本語の文章を書くのは、とっても大変なんです。
「私は、日本人です」
「私が、日本人です」
手話で表せば、(私+日本+人+私)
日本人のネイティブの私たちは、考えずに使い分けています。
でも、日本語を聞いたことのない聴覚障がい者の方々にとっては、その使い分けも難しいんです。
そういう聞こえない方々の苦労を、もっともっとみんなが知ってほしいなあと、切に思います。
昨日の朝の日本語講座が終わったとき、聞こえない受講生さんがおっしゃった言葉が、胸に刺さりました。
「ろう同士なら、言わなくてすむのに、聴者の世界に入ると『すみません、すみません』って言わなきゃいけないことが多くて、苦しい」
「正しい文章を書くために、文法も覚えたいけど、人の心を打つような、優しくて、美しい文章も書けるようになりたい」
聞こえないのは、本人の責任じゃないのに、そのために社会に入って辛い思いをしている。
それは、許せないって思いました。
ずっと、ずーっと昔。
幼いころから、
「自分で、父親を選んで生まれてくることはできないのに、なんでこんな思いをしなきゃいけないんだろ。」
「自分の責任じゃないことで、なんで辛い思いをしなくちゃいけないんだろ」
そう思いながら大きくなったことを、思い出しました。
でも、そーんなことには負けていられないので、メンタル強くならなくちゃ!
これからも、聴覚障がい者のための日本語講座を続けて、さらに、おうちが遠くて通えない方々のために、DVD付きのテキストも制作・販売したい…仕事の夢は、ふくらみます*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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