テンダー手話&日本語教室 15周年記念講演会
【テンダー手話&日本語教室15周年記念講演会】を行いました。
2011年7月11日に教室を始めて15年になります。
あっという間の15年間でした。
もともと自分の意志で始めたのではなくて、
私の大先輩の手話通訳士さんがダブルブッキングをしてしまい
「自分の代わりに手話の講義をしてきてください」と頼まれて、
大手証券会社の手話講座を代講をしました。
講義が終わったあと、受講生さんが3人いらして
「いつもの先生も良い方だけれど、鈴木先生にも習いたい」と
言ってくださったことから教室を開設することになりました。
最初の1年間は生徒さんが5人ほどで、毎月5万円の赤字でした。
今はおかげさまで、生徒さんは80名ほどになりました。
皆さん心の温かい素敵な方々ばかりです。
講演会では私の友人のろう者の池田大輔さんが
「被災地のボランティア活動」についてお話してくださいました。
東日本大震災の時、ろう者のボランティアは池田さん1人だったそうです。
現在でも能登半島でボランティア活動をなさっているというお話を
多くの写真を見せながら詳しく説明してくださいました。
素晴らしい活動だと思います。
私の講演は2つでした。
①「手話と思いやり」
聴覚障がい者さんの世界には何故かヒエラルキーがあって、
ろう者さんが「上」みたいになっているけれど、
それはおかしいなぁって思っています。
私のテンダー手話&日本語教室には
「ろう者さん」「中途失聴者さん」「難聴者さん」「人工内耳の方」
いろいろな方がいらっしゃいます。
直接お話を伺うと、それぞれ抱えている大変さ・困難さが
違うことがわかります。
「どっちが上」みたいな考え方は良くないとお話しました。
みんな神様がお作りになった大切な存在なのですから。
②「『私は』と『私が』の違い」
これは日本語教師にとっては、とても重要かつ
絶対に間違ってはいけない内容です。
私は緊急性を感じてこのテーマを選びました。
何故かというと以前私の地域の手話通訳者の研修にいらした
ろうの手話講師さんが『私は』と『私が』について
完全に間違った説明をなさったからです。
間違った説明を何故自信を持って語るのか、私にはわかりません。
でも日本語の大切な文法について、ウソが広まってしまうと困るので、
研修の休み時間にその方のところへ行って、
「失礼ですが、日本語教育の観点から先程のご説明は間違っています」
と申し上げました。
するとその方は真っ赤になって怒ってキレてしまいました。
その講師はここ数年NHKや民放のドラマの手話指導をしていらっしゃるので、
こんな間違った理解でセリフを手話に換えているのは良くないと思い、
講演会でお話させていただきました。
講演会には約60名の方がいらしてくださいました。
手話関係の方や、立教大学応援団の同期の友人や後輩さんも来てくれて、
みんなが笑顔で温かいイベントになりました。
参加してくださった方々、綺麗なお花や贈り物をくださった方々。
ご都合が悪くてご参加なされなかったけれど応援してくださった方々。
本当にありがとうございました。
聞こえる、聞こえにくい、聞こえない。
障がいがある。障がいがない。
そのようなことは全く関係なく、
みんなが笑顔で会場中に笑顔のお花が咲いていました。
人に上も下もない。
みんな1人1人が大切な存在。
その理想が具現化したイベントとなりました。
本当にどうもありがとうございました。
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