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6月14日は大切な日

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昨日6月14日は、朝、教会の礼拝に行き、それから急いで青山霊園へ行ってお墓参りをし、それから渋谷の専門学校に行って手話の授業をしました。

夜に手話通訳者の定例研修があったのですが、どう頑張っても40分程遅刻しちゃうのでお休みさせていただくことにしました。

昨日6月14日は、10年前、大好きな祖母の依於子が亡くなった日です。

祖母が要介護5の寝たきりになったときに、どうしても自分の手で介護をして恩返しがしたくて、うちに引き取りました。

うちの中で一番日当たりが良いのが息子の部屋だったので、そこに介護ベッドを入れて、亡くなるまで2年ほど介護をしました。

祖母の依於子は、ものすごく苦労をした人です。
祖母の父親はクリスチャンで、教会のアメリカ人の牧師さんに連れられてアメリカに渡り、アメリカの大学を卒業して日本に帰ってきました。そして実業家になったのですが、七転び八起きの人生で、事業が上手くいっているときと、上手くいかないときの波が非常に激しかったそうです。

祖母の母親は、徳川家に仕えた武士の家の長女でした。6人の子供を産んだのですが、「上の子ほど憎い」と言って、上の子供たちには非常に辛い仕打ちをしました。長女だった祖母の話を聞くと、まるで、おとぎ話の「シンデレラ」のように女中同様の扱いをうけていたそうです。

そんな祖母の依於子をいつもかばってくれたのが、依於子の祖母の琴子でした。
敬虔(けいけん)なクリスチャンである琴子おばあさんのことを、祖母の依於子は心から敬愛していて、琴子おばあさんの写真を生涯大切にしていました。

琴子おばあさんの写真は私が引き継いで持っていますが、その写真の裏には祖母の依於子の字で次のように書いてあります。

「私の大好きな琴子おばあさまは、84才で神様のみもとに行ってしまいました。まま子のようにいじめられる私を、いつもかばってくださった優しいおばあさま、どうぞ幸薄い私をお守りください」

この文章を読むたびに、祖母の依於子の苦労が忍ばれます(;_;)

祖母の依於子は、私なんかとは比べものにならないほど頭が良くて、四谷雙葉を首席で卒業して、東京女子大学に進学したのですが、決して威張らず、ものすご〜く謙虚な人でした。

そして人生で大切なことを3つ、教えてくれました。

◆1
「たこちゃん、『艱難辛苦(かんなんしんく)、汝(なんじ)を玉(たま)にす』よ」

◆2
「たこちゃん、どんなに辛くても、神様は必ず守ってくださるからね」

◆3
「たこちゃん、人間にとって一番大切なのは、学歴でも肩書きでもない。人間性なのよ」

最も大切なことを、祖母の依於子は教えてくれました。

だからこそ、今までどんなときも真っ直ぐに生きてこられたのだと思います。

大切なことを教えてくれた、依於子に心から感謝すると共に、これらの言葉を息子に残したいと思います(*^o^*)

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