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悲喜こもごも

先週の土曜日は、教会の礼拝の手話通訳と、手話クラブひよこ組の手話指導がありました。

私は礼拝の中のお説教の通訳の担当だったのですが、たまたまろう者の方はお休みだったので、通訳をせずにお説教を聞いていました。

お説教は、この春から新しく東日本教区長になられた牧師さんのお話で「祈りの力」というタイトルでした。
自分の力に頼ろうとしないで、祈ることの大切さについてお話してくださいました。

素晴らしい内容だったのですが、いくつかの例を出された中で、「お父さんがアル中で、お酒を飲むと人格が変わり、お母さんや子どもに暴力をふるい、地獄のような日々を過ごしてきた人がいました」

この言葉を聞いたとたん、自分でもビックリするほど、涙がダーっと流れてきました(;_;)

幼い頃から17年前に両親が離婚するまでの数々のことが、一瞬にして走馬灯のように頭を駆け巡りました。
お酒を飲んだ父が仁王立ちになって母を殴っている姿、ガラスが割れる様子、駆けつけた警察官、自分が殴られたときの床の感触…等々、二度と戻りたくない日々のことがフラッシュバックして、涙が出てきて困りました。
「ろう者の人がお休みで良かった!」
と、失礼ながら心から思いました。泣きながら手話通訳していたら、みんなビックリしちゃいますよね(*_*)

どうして、いつもこうなんだろう。
自分の子どもの頃の家庭環境と同じような話を聞いたり、ドラマを見ると、感情がコントロールできなくなり、抑えようとしても涙が止まらなくなって、本当に困ります(>_<) いい年をして、トラウマを克服できない自分が情けなくなります(;_;) さて、気を取り直して、午後からは手話クラブひよこ組。 10才?88才まで、9名の方々が参加してくださいました。 老若男女がみんな笑顔で、楽しそうに手話を学んでいらっしゃる姿に、私は本当に癒やしていただきました。 言葉には出さなかったけど、午前中の礼拝ですっかり悲しくなっていた私の心を、温かくほのぼのとした気持ちに替えていただいて、参加された皆さん一人一人に心の中でお礼を言いました(*^o^*)

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Posted in 日記 | 2 Comments »

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