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PTSDのフラッシュバック

7月14日(火)。手話通訳の仕事を終えて歩いている時、
「そう言えば、ちょうど1年経ったんだ…」
そう思いました。

私はお医者さまと警察の指示で、ずっと父から逃げていました。
その父が危篤と突然連絡がきて、さんざん悩んだ挙句病院に行き、
死んだばかりの父と対面した日が2025年の7月14日でした。

私はずいぶん長く生きてきたけれど、
本当に心から安心して暮らせるようになったのは、
この1年だとしみじみ思いました。

これからは怯えず明るく生きていけると思っていた矢先の
7月15日(火)の夜。
PTSDのフラッシュバックが起こってしまいました。
この日はいろいろあって、いやでも父のことを考えざるを得ない日でした。

手話指導を終えて家のリビングルームに入った21:00に
突然フラッシュバックが起こり、涙が止まらなくなりました。

フラッシュバックは辛いです。
拙著『幕末〜明治〜昭和〜令和 あるクリスチャン家族の物語』の
p8「…自分にとって1番辛かった場面が、次から次と頭に浮かび、
呼吸が苦しくなり、心臓がバクバクして、声を上げて泣いてしまう。
そういう状況が40〜50分続いてしまうのです。
泣くのをやめようとしても、どうしても自分の意志で
涙を止めることができないのです」と書いたとおり、
これがフラッシュバックです。

さらに昨日はその状態が1時間も続き、しかも
「加害者とはいえ父親なのだから,許さなければいけない」という
見えない「圧」のようなものを感じてしまい、余計苦しくなりました。
なんだか彫刻刀で胸をえぐられるような痛みを感じました。

ふと気がつくと、いつもそばに来て、遊びを催促するネコたちが、
遠くに距離をとって心配そうに私を見ていました。

以前、PTSDの診断書を書いてくださった精神科医の女医さんに
「父が死ねばPTSDのフラッシュバックはなくなりますか?」と
伺ったことがあります。

その時に女医さんは申し訳なさそうに
「残念だけど,お父さんが亡くなっても
PTSDのフラッシュバックはなくなりません。
脳が勝手に記憶してるから」
と言われたのですが、それは本当でした。

「これからも続くんだ」
今朝起きた時、そう思ってやりきれない気持ちになりました。

ところが午後の手話のレッスンで、生徒さんから
「先生みたいに辛い思いをした人に、悩みを聞いて欲しいと思います。
辛い思いをしたことがない人に話しても、わかってもらえませんから」
そう言われて、心がスッとして、ストンと落ちた気がしました。

神様は私に「人の痛みがわかる人間になりなさい」と望んで、
このような経験をさせているのでしょうか。
そう思ったら、「全てのことに意味がある」って
いつも自分で言っていることと整合性が取れました。

これからも生きている間、フラッシュバックは起こるでしょうけれど、
そういう自分も受け入れられるような気がします。

心が元気になってきたので、新潟で買ったお酒を
写真の母と酌み交わそうと思います。

私と同じように苦しい思いをしている人が救われますように。
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