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聴覚障がい者への長文読解指導

私が2008年に始めて、今まで一人で続けている「聴覚障がい者のための手話でおこなう日本語講座」。

もともとは日本語の基本文法25講座➕ビジネス講座の計45講座でした。
でも、今では文型指導や長文読解指導もおこなっています。

以前は、私がまず先に長文の内容を手話で説明していました。
でも、今は方法を変えました。

1)まず聴覚障がい者の生徒さんに日本語の長文を読んで、それを手話で表してもらう。
2)次に私が手話で解説をする。

現在は上記の手順で行なっています。

ある時、ろうの生徒さんに【簡単きわまりない】という言葉を手話で表してもらったら【簡単➕違う】と表現したのを見たからです‼️

「簡単きわまりない」は、「超カンタン」という意味で、手話で表せば「朝飯前」という手話が合っていると思います。
でも、手話には「きわまりない」という言葉がないため、間違って解釈してしまったのです💦
これでは意味が正反対になってしまいます😱

一昨日の日本語教室の長文読解の時には、
【目にうつる】という言葉が出てきました。
漢字で【目に映る】と書いてあれば、理解のヒントになったかもしれません。
でも「うつる」と平仮名で書いてありました。

ろうの生徒さんは意味を間違えて解釈して、手話で次のように表現していました。
【目➕病気➕うつる】

アチャ〜〜‼️‼️

でも、その生徒さんの責任ではありません。
手話と日本語って本当に違うんです。
世の中には、「聴覚障がい者には筆談すれば通じるんでしょ」って思っている人があまりにも多いので困ります💧💧💧

ちなみに【あまりにも】って言葉も、手話にはありません…

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